Apollo Manroku

2010年以前に書いた記事の過去ログ

時を占う – ウィッシュカード 2005年9月29日

Filed under: Tarot Episodes — アポロ @ 21:00

依頼者の希望により実例として公開することはできないのですが、ある占いにおいて、かなり特殊な結果が出てしまったので、驚かされたことがあります。どんなカードが出ても、たいていのことでは驚かない私が動揺したのですから、かなり珍しいことです。

以前にも、私は時を占うことに関しては慎重であることをお話したのですが、この依頼も、まさに時を占うものでした。依頼者とは何度もメールのやり取りをして、時を占うことに関する私の考え方について念を押して説明し、その覚悟をしっかりと示していただきました。「どのような結果でも受け止めます」とのことでした。

相談内容は、「死ぬまでの間に」あることが実現するのはいつごろかというものでした。それではということで、私は、78枚全てのカードを用いて、一枚を一年とみなした占いをしました。ウィッシュカードである「カップの9」が出たときが、実現のときです。

仮に依頼者が30歳ならば、最終的には107歳までの間を占うことができます。非常にシンプルなものですが、タロット占いで遠い先のことまで占うには最適の方法です。一枚ずつめくってゆき、ウィッシュカードが出たところで終わるつもりでした。ところが、いつまでたっても、ウィッシュカードは出てきません。とうとう最後の一枚になってしまい、間違いなく、その最後のカードが「カップの9」でした。つまり、その人の夢の実現は107歳のときということになるのですが、最後のカードだけは特別で、それ以降の全ての時間を含みます。解釈としては、「実現不可能」とすべきでしょう。

依頼者としては、自分にとって「励みとなるだろう」という期待があって占いを依頼してきたのです。しかし、「どのような結果でも受け止めます」と覚悟した以上、「実現不可能」という結果を受け止める覚悟も最初からなければなりません。

ただ、私は、これはカードからの特別なメッセージなのだろうと考えました。

その時を「待っているだけでは実現はありえない」という運命を受け入れることで、初めて自らの意志で「実現させよう」とか、「行動しよう」という気持ちが出てくるのではないでしょうか。

いつごろ実現するかわかれば「励みになる」というのは、実は、依頼者が現実から逃げようとする「言い訳」に過ぎなかったのだと思います。運命によって実現は約束されてはいない。自らの人生は自ら切り開くものだという教訓が、この占い結果に込められていたのだと思います。

この結果は、一生その夢が実現できないという意味ではなく、その人さえ望めば、明日にでも実現のための一歩を踏み出すことができるということを意味していたのだと思います。一歩を踏み出す前にあれこれと悩んでいても、何も始まらないということですね。

占い結果を受け止める覚悟とは、そういうことなのだと思います。

もちろん、今回のようなケースは特別で、人によっては、実際に時期が明確になることで、それを励みに前向きに努力できる人もいるでしょう。あくまで、ケースバイケースで、全ての人に今回と同じようなことが言えるわけではありません。それは、占ってみるまではわからないでしょうね。

カードの語る言葉に、耳を傾けてみましょう。

実を言うと、ウィッシュカードが最後のカードだったことで、少しホッとしたのも確かです。もし、後ろから2番目とかだったら、本当に106歳ごろという解釈しかできなくて、逃げ道がなくなってしまいますからね。最後のカードだからこそ、特別な解釈ができたのです。私が驚いたのは、カードがこのようにして、的確に依頼者の運命を示してくれたことです。

 

© 2005 アポロのタロット占い

 

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