Apollo Manroku

2010年以前に書いた記事の過去ログ

スペースのコンテンツ 2006年8月28日

Filed under: Internet — アポロ @ 21:44

アポロ漫録では、記事のリスト(一覧)を表示することができます。

このページの上部に上の囲みの中のような部分があります。「その他」を選択すると表示される「リスト」をクリックしてみてください。移動したページの左側にリストの項目(カテゴリ)が表示されます。目的の項目を選択すれば右側に記事のリストが表示されます。

Windows Live スペースには自分のブログの記事のリストを自動的に作成して表示する機能はありません。(フィードのモジュールを使えば、新着記事のリストを自動的に作成して表示させることはできます。)その代わり、自分でリストを作ることは自由にできるので、とりあえずカテゴリごとに記事のタイトルのみを表示するリストを作ってみました。

2008/01/27 追記

スペースの機能強化によって、記事の「概要」を表示できるようになりました。これは、月ごとやカテゴリーごとに記事のタイトルのみを表示する機能です。「ブログ」表示や「カテゴリー」表示のときに利用できます。

これでもう手作業で自分の記事のリストを作る必要もなくなったわけですが、アポロ漫録では今後も「リスト」に記事の一覧を作成していく予定です。

一応、Windows Liveスペース利用者のための情報として書いておきますが、このリストは最大 20 項目まで作成できて、各項目に 100 件までのリストを追加できるそうです。ヘルプにはそう書いてありましたが、アップグレードなどによって上限が変更されているかもしれません。


そもそも、ブログというのはとても読みづらいものだと思います。インターネットのサービスとしては比較的新しいものであるにもかかわらず、以前からあるWebサイトよりもかえって不便で読みづらくなってしまったなぁと感じています。おそらく、ブログというのは読み手(読者)の立場で発展したものではなく、書き手(著者)の立場で発展してきたものだからでしょう。情報を発信したい、自己主張をしたいという人間の欲望が生み出した文化ということなのかもしれません。

一般的にブログと呼ばれているものの多くは、カテゴリや日付ごとにまとめられてはいますが、個々の記事の目次のようなものはほとんどありません。(Yahoo!ブログなどではリスト形式で表示することもできますが、日付順に自動的に並べられているだけです。)そのため、過去にどのような記事があるのかということもわからないし、目的の記事を探し出して読むということも簡単にはできないでしょう。もちろん、昔からある一般的なWebサイトには目次(サイトマップとかインデックスとか)があって、訪問者はサイト内のコンテンツから目的のものをすばやく見つけ出して、自由に閲覧することができました。そういう当たり前のことが、今あるほとんどのブログではできないのです。

こういうものをWeb2.0的発想というのかもしれませんが、ブログの場合、過去の記事は目次で探すのではなく、検索によって探すものということなのでしょう。つまり、情報は整理するものではなく、ため込むものという考え方ですね。サイト内に独自の検索機能が組み込まれているものもあれば、外部のGoogleなどの検索エンジンを利用してサイト内検索ができるようにしてあるブログもあります。

かつてはまだ、情報も人の手で整理しておくことができました。検索サイトでもYahoo!のようにディレクトリに登録して、見出しをたどって目的のサイトを探し出すというのが当たり前だったわけです。ところが、ネット人口が増えて、誰もが自分のホームページを作って公開するようになると、そのすべての情報をディレクトリ形式で登録することなどほとんど不可能になってきました。当然、目的の情報にたどり着くのも困難になってきます。

そこで、Googleなどのロボット型の検索エンジンが活躍するようになります。情報は自動的に集められ、データベース化されます。検索されるのはサイトのトップページだけではなく、サイト内のすべてのページが対象なので、キーワードさえ入れれば欲しい情報にダイレクトにアクセスすることができます。もはや、ディレクトリ型の検索サービスはほとんど意味をなさなくなってしまったのです。

この傾向はインターネット上だけではありません。個人のパソコン内においても、ハードディスクの記憶容量が増大したことで、今では容量を気にせずほぼ無制限にデータをため込むことができるようになりました。ファイル数も膨大になり、いちいちフォルダを作って振り分け作業をするのも大変です。仮に振り分けができたとしても、後になって目的のデータを探し出すのはさらに大変です。そこで登場したのが「デスクトップ検索」というわけですね。自分のパソコン内のファイルも、インターネット検索と同じようにキーワードで検索して利用するという新しい発想(というわけでもないのですが…)です。もう、自分のパソコン内のファイルも整理して保存しておく必要はないのです。

ただ、これらの傾向は、いずれも新しいようで古く、便利なようで不便で、単純化されるどころかますます複雑化しているだけというような気がします。

たとえば、ディレクトリ型の検索よりもロボット型の検索が主流になってきたのは、データが増えたために必然的にそうなってしまっただけだと思います。もともと人間の思考パターンというのは、ディレクトリ型のカテゴリや項目から条件を少しずつ絞っていって目的に到達するというのが普通です。そうした過程をすべて省略して、キーワードでダイレクトに目的に到達できるというのは、一見便利なようですが、キーボードという複雑な入力装置を使って文字を入力しなければ何もできません。

これは、かつてマウスでパソコンを操作できなかった時代には常識でしたが、そのためにコンピュータはスキルのあるごく一部の人(マニアやプロフェッショナル)のためのものであり、一般人が操作するには難しいというイメージをもたれていました。それが、マウスでクリックするだけ(GUIといいます)で簡単に操作できるようになって、それまで抵抗を感じていた人たちも気軽にパソコンを活用するようになったのです。つまり、パソコンは、ハンマーやノコギリのような、叩く(クリックする)だけ、引く(ドラッグする)だけのシンプルで使いやすい道具になってくれたわけです。

ところが、クリックやドラッグだけではどうにも間に合わなくなってしまい、再びキーボード入力の時代(CUIといいます)に逆戻りです。ハンマーやノコギリでは効率が悪いので高性能な産業ロボットを使い始めたわけです。人間は直接作業をしない代わりに、複雑なロボットの操作方法を覚えなければなりません。ロボットのおかげで生産性はあがっても、人間にとってはストレスの要因が増えるだけだったのではないでしょうか。それに、これでは本当の「物作り」とはいえません。キーワードですばやく検索した情報は、はたして人間の思考にとってふさわしい情報なのでしょうか? 正常な思考の過程を経ずに到達した結果によって、いったい何を得られるのか?

このスペースを含むWindows Liveというサービスは、いわゆるWeb2.0の先端の技術を取り入れながら発展しつつあります。ただ、そうした発展が、本当に人間にとって必要なものなのかどうか、もう少し慎重に考えながら進んでもいいのではないかと思います。

実際に、先日のスペースのアップグレードの後に起きた混乱やユーザの不満なども、Web2.0の理想ばかりに気をとられて、ユーザが何を求めているかということを無視した結果ではないでしょうか。

今ではブロードバンドが普及してインターネットの回線はずいぶんと高速化しました。パソコンの性能も向上し、10年前に比べると10分の1の価格で10倍以上の性能のパソコンを買うことができるようになりました。それなのに、その最先端のサービスとも言えるWindows Liveスペースの各ページの閲覧にかかる時間は、10年前にネットサーフィンをしていたころよりも遅いと感じるくらいです。それだけ閲覧者にかかるストレスも増大しているわけで、現状を快適だと思っている人はほとんどいないのではないでしょうか。それなりに不満を抱えながらも、それなりに便利なので手放せない。それが現状なのかもしれません。

もし、ブログやSNSを始めとするこれらのWebサービスの方向性に間違いがなければ、人々がこんなにもストレスを感じることはないはずです。

何か、間違っている。

そう気づいてもらいたいものです。


そんなことを考えつつ、ブログの記事のリストを手作業で作っていたわけです。まあ、記事のタイトルやURLはマクロを使ってワンクリックで抽出したりしてましたけどね。もともと、コンピュータは私にとっては便利な道具以外の何物でもありませんから。

そういえば、最近デスクトップ検索も使うようになってきました。やっぱり便利ですね。

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