Apollo Manroku

2010年以前に書いた記事の過去ログ

ペルソナ – 仮面 2007年2月27日

Filed under: Internet — アポロ @ 03:52

インターネット上での発言は、その匿名性もあって、現実社会での発言よりも「自由」だと思っている人は多いでしょう。

現実社会では、言いたいことをズバズバと言ってしまうと何かと角がたち、人間関係を悪化させてしまう危険性もあります。社会生活を平穏無事に過ごすためには、遠慮だとか見栄だとか建て前だとかお世辞だとか、そういったカモフラージュで「本音」を隠しておいたほうが良いのです。

ところが、インターネットの世界では人間関係をそれほど気にせず、普段は抑圧されていた「本音」が遠慮もなしにどんどん出てきてしまったりします。たとえ失言があったとしても匿名性によって護られているので、現実社会での自分の立場が悪化する心配もありません。都合が悪くなれば他人を装って発言しなおせば良いだけのことです。いわゆる「成りすまし」の行為として嫌われていますが、他人のそういう行為は非難しながらも、ほとんどの人が自ら経験したことがあるのではないでしょうか。このような傾向が顕著に現れているのが、「2ちゃんねる」などの匿名掲示板です。

しかし、インターネットの世界は本当に「自由」かというと、そうでもありません。現実の世界(リアル)に対してインターネットの世界を仮想現実(バーチャル・リアリティー)と説明することもありますが、決してそれは「非現実(アンリアル)」ではありません。実は、この世界も現実社会と同様に、生身の人間が生活している人間社会のひとつの形態に過ぎません。いわば、パラレルワールドに存在するもうひとつの社会です。メールやブログなどに書いた言葉が、インターネットの回線の向こうにいる見知らぬ誰かに届いた瞬間に、あなたは強制的にこの社会の住人として生きる宿命を与えられることになります。

ブログなどの発言で信用を得たいと思うのであれば、たとえ匿名を名乗るとしても固定のハンドルネームを持ち、この世界での人格パーソナリティーを形成してゆく必要があります。そうなるともう、何の遠慮もなしに本音ばかりを発言し続けるわけにもいかなくなってきます。自分の発言には常に責任を持つ覚悟が必要になってくるのです。

結局、私たちは現実社会においてもインターネット社会においても、本当の自分をさらけ出すことはできずに、常に仮面ペルソナ)をかぶり続けなければならないのです。

人格(パーソナリティー)と、性格(キャラクター)は別のものです。

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2 Responses to “ペルソナ – 仮面”

  1. アポロ Says:

    あづみさん、コメントありがとうございます。Windows Live スペースではコメント投稿者も自分の写真や URL をプロフィール情報として表示できるので、匿名性を低くして、より「信用」のあるコミュニケーションが可能になっています。固定のハンドルネームだけでもかまわないのですが、せっかくなので、あづみさんもプロフィール情報を登録してみてはいかがでしょうか。名前だけでは、どの「あづみ」さんかわかりませんからね。

  2. Unknown Says:

    アポロさん、こんばんは!
    そうですね、ネット上でも同じハンドルでずっと同じ場所で書き続けているとき、そこは決してアンリアルではなく、もうひとつの社会なんだと思います。
    現実世界とは少し性質の違う、もうひとつの社会。
    共通する興味を足がかりに繋がることができるのが、ネット社会での繋がりの楽しさなのかもしれませんね。
    現実社会は、選べない要素も多いですものね(^^;


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