Apollo Manroku

2010年以前に書いた記事の過去ログ

ODF文書を公開してみる 2007年3月30日

Filed under: Internet — アポロ @ 08:57

白い手の悪霊」という記事を Tarot FILES で公開する際に、通常の HTML 形式の他に PDF 形式ODF 形式でも文書を作成してみました。

HTML 形式というのはインターネット上で閲覧できる文書の標準的な形式です。ホームページだとかウェブサイトだとか言われているものは、ほとんどが HTML 形式で書かれています。このブログももちろん HTML 形式です。メールを HTML 形式で書いたことがある人も多いかと思います。

PDF 形式は文書を紙に印刷したときと同じような見た目でパソコンの画面上でも表示できる形式です。閲覧するには専用のビューア(無料)が必要ですが、今ではほとんどのパソコンに最初からインストールされていたりするので、PDF 形式で文書を配布することも多くなってきています。私のサイトでも、以前に何度か実験的に PDF 形式の文書を公開しています。また、希望者には占い結果を PDF 形式で送信することもあります。

そして、今回新たに試みたのは ODF 形式です。

ODFOpenDocument Formatとは、

 ワープロ文書や表計算ソフトのワークシートなど、オフィスソフトの扱う文書ファイルを保存するためのXMLベースのオープンなファイル形式。オープンソースのオフィスソフトOpenOffice.orgで使われていたファイル形式を拡張し、標準化団体のOASISが標準化したもの。

IT用語辞典 e-Words

というわけで、この説明では難しいかもしれませんが、簡単に言えば、ワープロで作成した文書のことです。ワープロというと、マイクロソフトの Word というソフトのことしか思い浮かばない人も多いかと思いますが、Word で作る文書は ODF 形式ではありません。Word 文書(DOC 形式)は Google で検索してみると、PDF 文書とほぼ同じくらいの膨大な数の文書が公開されていることがわかります。それだけ普及している形式なのですが、あくまでマイクロソフトという一企業の独自形式であって、規格としては標準化されたものではないので、本来ならば、インターネットで幅広く公開する文書としては適していません。

ワープロには他にもたくさんのソフトがありますが、ODF 形式の文書は OpenOffice.org Writer というソフトで作ることができます。ODF 形式は標準化された規格なので、OpenOffice.org 以外にも ODF 形式をサポートしたソフトはたくさんあります。Word でもプラグインを使うことで ODF 形式の文書を読み書きできるようです。

今回一緒に公開している PDF 形式の文書は OpenOffice.org Writer で作成したものです。このような文書は Word でなければ作れないというわけではないし、PDF 形式で保存できるという点では Word より優れています。

では、なぜわざわざこのような形式で文書を公開するのかというと、「標準規格」だからということになるでしょうか。実際のところ、Tarot FILES に掲載する程度の文章ならば HTML 形式で十分なのですが、もう少し表現にこだわろうと思ったときには、どのような形式の文書がふさわしいのだろうかと、いろいろと試してみているわけです。

HTML 形式の場合、文章の内容自体はさまざまな環境で閲覧可能ですが、閲覧環境によって文書のデザインやレイアウトが大きく変わってしまうので、文書製作者の意図や気持ちなどが十分に伝わらないこともあります。

PDF 形式なら、ほぼ完璧に作者が意図した通りに文書の見た目を再現できるのですが、閲覧者側の自由度はあまり高くはありません。フォント(書体)を好みの種類に変えたいと思ってもできないし、1 行の文字数が多すぎたり少なすぎたりして読みづらいと思っても調節することはできません。背景色や文字色も変えられません。せいぜい、画面上で拡大・縮小が自由にできるという程度です。PDF 文書が本当に読みやすいかどうかというと、すべては作者のセンスしだいなのです。ファイルサイズもかなり大きくなります。ブロードバンドのおかげで大きなファイルのダウンロードもそれほど負担にはならなくなりましたが、大量のファイルをインターネット上で公開しようと思うと、Web サーバの容量がすぐに足りなくなってしまいます。そもそも、PDF 形式は、いくら普及しているとはいえ、標準化された規格というわけではないので、将来的にはどうなのかという疑問もあります。

では、ODF 形式などのワープロ文書ならどうかというと、HTML 形式ほど気軽に閲覧できるわけではないし、PDF 形式のように完璧なデザインを再現できるわけでもないので、インターネット上で一般公開するような文書としてはいまいちな選択肢です。ただ、HTML 形式よりはデザイン的に有利だし、PDF 形式よりは自由度が高く、扱いやすい文書でもあります。ファイルサイズもそれほど大きくはなりません。また、ODF 形式は標準規格として認められているので、将来性には期待がもてます。

というわけで、いずれも一長一短で、どの形式を選ぶのがベストなのかということは決められません。とりあえず作って公開してみてしばらく様子を見てみようといった感じです。

実は、これらの文書を公開してすでに 10 日ほどたっているのですが、めでたく Google でも検索できるようになりました。

HTML 形式以外でもちゃんと文章の中身まで検索できるんですね。しかも、PDF 形式や ODF 形式を HTML 形式に変換したページ(HTMLバージョン)も閲覧することが可能になっています。

現時点(2007 3 30 日)で Google で検索できる日本語の ODF 文書(ワープロ形式)は227 です。その中の 1 つが私の書いた文書ということになります。

PDF 文書の場合は1,180,000 もあります。Word 文書の場合は1,150,000 です。ODF 文書がいかにマイナーかということがわかりますね。

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