Apollo Manroku

2010年以前に書いた記事の過去ログ

交渉人の悲劇(5) – 正義の交渉人 2009年4月10日

Filed under: Second Life — アポロ @ 10:49

「あとは、ここの目的とか、コンセプトみたいなものをブログにでもまとめて書いといてもらえるといいんだけど……私もいまいち理解してません。」

上野にある占いの館で、私はマイヤーさんにいろいろと注文をつけていました。管理人として、ここをより良い場所にするにはどうしたらいいのか、常に考えていました。

しかし、私はいまだにマイヤーさんが占いの館を建てた目的を理解していなかったのです。マイヤーさんはそういったことについてきちんと説明しようとはせず、断片的に「こうしたい」「ああしたい」というようなことを言うばかりで、なかなか真意が伝わってこないのです。どうも、単に思いつきで行動しているだけのようにしか見えません。

そんな行き当たりばったりの行動につき合わされる私はたまったものではありません。何とか、しっかりとした文章にまとめて提示してもらいたいものだと思っていました。

「ところで、その、お隣のオーナーさんとは話したことはあります?」

お隣さんというのは、占いの館の東側にある土地のことです。少し前にそのことについてマイヤーさんと話していたのです。

「(お隣さんと話したことは)ないです ^^; このあたりでは誰とも;;

お隣さんは土地全体に大きなショッピングモールの建物を設置しているのですが、こちらの土地との境目辺りに一つだけ、何のために置いてあるのかよくわからないオブジェクトが放置されていました。大きな壁の手前にちょこんと置かれたその箱はどう見ても不自然で、他の人が見たら不審に思うだろうと心配していたのです。

(少し前の会話のログ)

アポロ: ここから東側を見た景観がいまいちでさぁ。

マイヤー: ひがし?……しょうがいないですよ ^^;

アポロ: テクスチャを貼ったオブジェクトで向こう側を隠しちゃうってのはいいアイディアだと思うんだけど。

マイヤー: おとなりさんだもん ^^; でも、わざわざ私のオブジェクトみたいにして、置いてるやつあるじゃないですかw その方法もやろうとおもったことあるんですよ。でも、それやっちゃうと、うちのシムのお客さんからみえるように置いてるっぽい(露骨だけど)あの箱がみえなくなるんですよ

アポロ: なぜ東側が気になるのかというと、ランドマークなんかを使ってテレポートしてきたときに、たいていの場合、東側を向いて到着するでしょ。だから、向こう側がどうしても目にはいちゃうのよね。……あれは、見えていたほうがいいの?

マイヤー: あてにされてるのかぁとおもって

アポロ: まあ、気にならないならいいけど。

マイヤー: きになるけど、隠すのも感じ悪いじゃないですか……よく使ってる方法なので考えてはいました。

アポロ: でも、ここに来る人は、あの箱の中身を欲しいと思わないと思うけど。占い関連のグッズならともかく。

マイヤー: それは大きなお世話かもw

 

先ほどはその箱のある辺りに何か物を置いて隠してしまおうという話をしていたのですが、マイヤーさんに反対されました。確かに、相手の意図が不明なのに、こっちの都合で勝手に隠してしまうというのは良くないでしょう。まずは、お隣さんと話をして聞いてみるのが一番だと思いました。

「私が話をつけてきます。どうせなら、もっといい物を置いてもらいますよ。」

「えええええええ」

マイヤーさんは異常な反応を示しました。滑稽を装ってはいますが、明らかに私に対する不信感が表れています。

「セカンドライフでは近所づきあいは得意です。」

渋谷海浜公園にいたときも、フェレットのいるカフェを運営していたブレイブハート姉妹学生自治会館のルシさんなんかと積極的に話して交流を深めていたものです。

「そこまではしないでください;;

「何びびってんですか。」

「だって思い切り壁ですよw 商品だけおいてw」

マイヤーさんはまだ会話に「w」マークを付けてごまかしていますが、実際にはそうとう引きつった顔をしていたに違いありません。会話の内容からは、はっきりと焦りが感じられます。

「どういうつもりか、話しくらい聞いてもいいと思いますよ。お隣さんなんだし。」

「とくになにも言ってこないし、占い師は誤解の多い生き物でもありますから……理解してくれと押しかけるつもりはないんです;;

ついに、「w」マークも消えました。

何も言ってこないから聞きに行くのです。自分たちが誤解の多い生き物だと思っているのなら、なおのこと誤解を解くための努力をすべきでしょう。そもそも私は「理解して欲しい」と思っているわけではなく、相手の意図を「理解したい」と思ってお隣さんと話そうと思っているのです。マイヤーさんの言っていることは、何やら被害妄想にでも取り付かれているようにしか見えなくなってきました。

「私はジェダイ……正義の交渉人です。」

少し気休めの冗談を言ってみました。私は今でも、スターウォーズに出てくるジェダイの衣装を着ているのですが、確か、ジェダイには「正義の交渉人」といったような一面があったような覚えがあります。マイヤーさんがそのことを知っていたかどうかは疑問ですが……。

「いあいあ、ここはあたしの責任で借りている場所ですから、私と旦那さんのスタンスでやらせてください。」

何をいまさら言い出すのやら……。

マイヤーさんは私にここの管理を任せたのです。私が責任を持って、この場所をよりよい環境にしてゆこうと努力するのは当然の義務です。この程度の些細なことすら任せる気がないのなら、管理人など自分たちでやればいいことです。私に任せたのなら、私を信用して自由にやらせてもらいたいものです。大体、何でここで、私とは何の面識もない「旦那さん」が出てくるのか、さっぱり意味がわかりませんでした。

「私は交渉に行きますよ。」

「勘弁してください。」

「多分、旦那さんも同意してくれるでしょう。」

旦那さんが常識的な考え方を持っている人なら、お隣さんと話すことくらい「むしろ当然のこと」と思うはずです。

「(同意は)しないですよ;; 全部理解してくれてやっているんだし」

なるほど、マイヤーさんは「旦那さん」という存在に異常なほど依存しているということが、この言葉からはっきりとわかりました。

「何がそんなに困るのかさっぱりわからないのですが。お隣さんと仲良くしようってだけのことですよ。」

「ほぼ半分くらいは旦那さんもPC覗き込んでいるから、詳しいことをよく把握してくれてるんですよ^^;

もう旦那さんのことはいい。ウザくなってきました。

「話し合って、理解しあう。それって、人として当然のことだと思うんだけど。」

「お隣さんの自由がありますから」

「マイヤーさんは、お隣さんの自由を侵害するようなことを考えていたんですか?」

「え?」

そこまで邪な考え方に支配されていたとは驚きです。

「私はそんなつもりはさらさらないですが。何か誤解してますね。」

「求められていないときに口出しをすることがいやなんですよ;;

もう、言っていることがとんちんかんで付いていけなくなりました。

「まあ、どうぞ作業(ブログに占いの館の目的などをまとめる)をお続けくださいな。」

「へ」

マイヤーさんの返答も、まともな会話をしようという誠意が全く感じられなくなってきました。最低です。

「その間に私は交渉に出かけます。」

「ええええええええええええええええええええええええええええ」

まともに言葉もしゃべれない人には、そもそも交渉など無理だったということでしょう。それ以上何も言わなくなったマイヤーさんを残して、私はお隣さんのショッピングモールに向かいました。

 

お隣さんへの手紙」へ続く

 

© 2009 アポロのタロット占い

 

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