Apollo Manroku

2010年以前に書いた記事の過去ログ

マヤ暦の予言と「塔」のカード 2010年6月18日

Filed under: Tarot Episodes — アポロ @ 16:53

昨夜は Ustream でライブ配信をしていたのですが、ちょっと面白い話があったので書いておきます。ライブ配信の様子はすべて録画されているので動画でご覧ください。

まずは YouTube にアップロードした動画から。

とりあえずタロットカードを一枚引いておしゃべり。大アルカナ16番目のカード、「」が出ました。一般的には不吉とされるカードですが……。

その後、少し視聴者の方の占いをした後、マヤ暦の話になりました。

2012年に人類が滅亡するとかいう噂(?)について占ってみようとかいう話になり……

なんて言っていたら、本当に出ちゃいました。

うーん。こんなこともあるんですねぇ。私ごときの占い、誰も気にはとめないと思いますが……。

マヤ暦の予言、皆さんはどう思いますか?

 

© 2010 アポロのタロット占い

 

 

占い師の人生 2009年8月21日

Filed under: Tarot Episodes — アポロ @ 00:41

あの占い師は考え方がネガティブ(否定的・マイナス思考)で、悪いことばかり言うから好きになれない。そんなことを話す人がいました。確かに、波長が合わないと感じるならば無理をしてその占い師に占ってもらう必要はないと思います。しかし、そのような「考え方がネガティブな占い師」を「悪い占い師」だと決め付けることもできないと思います。

占い師に相談したいと思う人の気持ちは人それぞれですが、その多くは深刻な悩みを抱え、救いを求めて占い師のところに来る人たちだと思います。そういった人たちの気持ちを理解してあげられるのは、自分も深刻な悩みで苦しんだ経験のある占い師だけではないでしょうか。つまり、「波長が合う」という点では、そのような占い師こそが求められているということになります。

ネガティブな考え方から抜け出せない占い師に相談しても、よいアドバイスなど得られるわけがないと思われるかもしれません。貧乏な占い師に「どうすればお金持ちになれますか」と相談することが無意味だと思うのと一緒ですね。

ですが、貧乏な占い師はお金持ちになる方法がわからないから貧乏だというわけではないのです。貧乏であることが彼の避けられぬ運命であって、それを受け入れて生きているだけかもしれないし、彼自身、お金持ちになりたいと思わないから貧乏なだけなのかもしれません。もし、あなたが「お金持ちになりたい」と願うなら、たとえ貧乏な占い師であっても適切なアドバイスをしてくれることでしょう。あなたがお金持ちになれるかどうかは、あなたの努力と運しだいというわけです。

世の中にはいろんな占い師がいます。「あの占い師は好きになれない」と批判したところであなたが幸せになれるわけではありません。あなたにとって必要なことは、自分と波長の合う占い師を探すことです。能天気なあなたには能天気な占い師が合うでしょうし、自殺をしたいと思うほど悩んでいるあなたには自殺未遂の経験のある占い師が合うのかもしれません。不倫の相談なら、不倫経験のある占い師に相談した方がいいでしょう。友達が欲しいと思う孤独なあなたには、友達のいない孤独な占い師こそが真の理解者となるかもしれません。

占い師の多くは決して幸せではないかもしれません。辛い人生を歩んでいるからこそ、苦悩する人々の理解者となれる。それは占い師の宿命とも言えるでしょう。占い師はろくな死に方をしないと言う人もいますが、確かに、その通りかもしれません。

それでも私は、私の占いを必要としている人がどこかにいるのであれば、占い師としてできる限りのことをしていきたいと思っています。

 

© 2009 アポロのタロット占い

 

 

当たらない占いの意義(後編) 2009年7月6日

Filed under: Tarot Episodes — アポロ @ 16:25

……からの続き

ヒデト: 「じゃーさ、リリさんを占ってくださいよ。」

リリ: 「こわwww」

今まで黙って話を聞いていたリリさんも、突然自分に話しが振られて驚いただろう。ワカバさんは、相変わらず黙っているが……。

アポロ: 「いいよ。実験ね。」

ヒデト: 「おー。いっとけーww」

さっきの「皇帝」は適当にめくったけど、人を占うときにはそうはいかない。

アポロ: 「ちゃんと占うときには、質問もちゃんと聞かないとね。」

リリ: 「まじかいw」

マンジ: 「何をいつ見るか決めないとダメなんじゃない?」

アポロ: 「確かに、ただカードをめくっただけじゃ何もわからないから。」

リリ: 「質問?」

アポロ: 「そうね。占いたいこと。知りたいことは何かありますか? とりあえず、身近なことがいいね。」

マンジ: 「便秘になったお腹の物が次に放出される次期は?」

冗談でボケるマンジさん。

アポロ: 「(質問は)それでいい?」

リリ: 「www」

マンジ: 「自分は便秘じゃ無いけどね」

リリ: 「わたしも(便秘じゃ)ないっす」

マンジ: 「そか」

アポロ: 「そういうことも占うことはできるよ。そんな感じの質問がいいじゃない?」

身近な話題ということで……。

ヒデト: 「じゃーうんちってことで」

リリ: 「まじかいw」

アポロ: 「うんちはやめとく?」

リリ: 「でもおもしろいかもw」

マンジ: 「身近な何か……ないの?」

リリ: 「うーん?」

ヒデト: 「何が占えるかによるよね」

アポロ: 「うーんって唸ってるから、やっぱりうんちか。」

リリ: 「www」

リリ: 「恋の行方でもww」

アポロ: 「ほう」

ヒデト: 「へー」

まあ、本音はその辺だよね。恋愛とか。

アポロ: 「意外とまじめな質問かな。実験のつもりなんだけど。」

リリ: 「当たんないなら気楽だw」

アポロ: 「そうだね。」

本当は気になって仕方がないくせに。

マンジ: 「はっけだから」

アポロ: 「じゃあ、恋の行方で。今、恋してるの?」

リリ: 「はい」

アポロ: セカンドライフで? それともリアルで?」

リリ: 「うーん?どっちもかなー?」

ヒデト: 「おー」

アポロ: 「相手は同じ人ってことね。」

ヒデト: 「そうなんだー」

リリ: 「はいはい」

マンジ: 「おお」

皆さん興味津々だね。

アポロ: 「それは、片想い? 既に両想い?」

ヒデト: 「カードとか使わないのか」

ヒデトさんは、私が質問ばかりしているのを不審に思ったんだろうか。既に占って話しているのかと思ったのかもしれないが、私はまだ占いを始めていない。カードを使って占いを始めるのは質問をきちんと聞いた後だ。

リリ: 「片思い」

アポロ: 「まだ片想いなんだ。」

マンジ: 「ほー」

アポロ: 「つまり、恋の行方というのは、両思いになれるかどうかってことかな?」

リリ: 「まーどーなるかなーと」

リリさんは、そんなに気にしてないよというような態度をとるが……。

リリ: 「www」

アポロ: 「じゃ、占っちゃうかな。」

リリ: 「はーい」

ヒデト: 「カード出るのか」

リリ: 「ほう?」

ふと見ると、いつの間にかワカバさんの姿が消えていることに気がついた。

アポロ: 「あれ、ワカバさんは?」

ヒデト: 「あ」

リリ: 「およ?」

こっそり落ちたか、テレポートしてどこかへ逃げてしまったらしい。

リリ: 「落ちてたのかww」

ヒデト: 「(ワカバさんと)フレンド組んでないから、わからん」

アポロ: 「やっぱり逃げられたか。何でいつもちゃんと話してくれないのかな。マジで傷ついてるんだけど。」

ヒデト: 「ww」

リリ: 「うむ」

ともかく、占いを続けることにした。私はいつもの装着型の屋台を出した。

リリ: 「あら、店がでた」

アポロ: 「ま、とりあえず、雰囲気出して。」

ヒデト: 「ww」

リリ: 「パンダが嘆いてる」

ふと足元を見ると、パンダのぬいぐるみが占いの屋台の下敷きになってもがいていた。うっかりその上に屋台を出してしまったらしい。構わず続ける。

アポロ: 「じゃ、今回は、私がカードを勝手にめくる。リアルの方でね。」

リリ: 「はい」

アポロ: 「自動占いのスクリプトとかは使ってないのよ。」

リリ: 「ほう」

 

アポロ: 「はい、出ました。見えてくるかな?」

ヒデト: 「はや」

リリ: 「うんうん」

アポロ: 「『剣のキング』というカード。」

リリ: 「ほう?」

アポロ: 「剣を持ったキングが椅子に座ってますね。」

リリ: 「はい」

アポロ: 「質問は、片想いの恋の行方。そのとき出たカードは、男性を示す人物カード。さて、これは相手の態度として読み取れそうですね。」

リリ: 「ふむ?」

アポロ: 「ヒデトさん、どう見ますか?」

占い方の実験のつもりなので、言いだしっぺのヒデトさんに話を振ってみる。

ヒデト: 「エ?」

アポロ: 「もし、自分の彼氏がこんな風に剣を持って座っていたら……」

アポロ: 「怖いとか嬉しいとか、何か感じると思うけど。」

ヒデト: 「怖いね」

アポロ: 「そうね、怖いという感じ方もある。」

マンジ: 「料理でも作ってくれるのかと期待する」

リリ: 「wwww」

アポロ: 「うん、その発想は良い。マンジさん」

マンジ: 「w」

マンジさんは、男が刃物(剣)をもっている姿を包丁を持った人物と解釈したわけだ。

アポロ: 「クッキングパパ?」

マンジ: 「いいねー」

アポロ: 「なるほど。」

ヒデト: 「ww」

アポロ: 「包丁を持ってるね。」

マンジ: 「その長さはマグロ用だな」

リリ: 「www」

マンジ: 「ということは今夜はマグロずくし」

アポロ: 「ということで、その彼氏は、とても家庭的? いや、料理人か? ……みたいな感じで占います。」

マンジ: 「なるほど」

ヒデト: 「ほほー」

リリ: 「ほほー」

アポロ: 「あれ、恋の行方になってないか。」

リリ: 「うんうん」

マンジ: 「ww」

アポロ: 「まあ、彼はそういう人だという占い結果になる。たとえば、もし殺人鬼とかいう結果だったとしたら、そんな人とは付き合いたくないと思うでしょ。」

リリ: 「ふむ?」

アポロ: 「それでその人をあきらめたりとか、いろいろ受け止め方が変わってくる。とりあえず、今回はクッキングパパなので安心して付き合えそうだねってこと。」

ヒデト: 「だってさー」

リリ: 「へーー」

ヒデト: 「片思いなんでしょ?」

リリ: 「なんとなくらしいカードが出るもんだな」

アポロ: 「そうだね。」

ヒデト: 「え? 行方はどうなったの?」

アポロ: 「恋占いで男性を示す人物カードが出れば、まあまあかな。」

リリ: 「さー?」

ヒデト: 「えーーーーー」

ヒデトさんは私の占い結果に納得できていないみたいだ。確かに、「行方」については明確な答えを出せていないかもしれない。

リリ: 「どうなったんだ?」

ヒデト: 「だってさー、クッキングパパって言ったのはマンジさんじゃん」

アポロ: 「うん。まあ、私もあまりまじめに占うつもりなかったし。」

あくまで実験として占っただけだし、パフォーマンスとして、みんなに楽しんでもらえればそれでも十分なのだ。

リリ: 「wwwwww」

ヒデト: 「そっか」

と、そこへ新たな訪問者。

シズカ: 「占いできるんですか?」

アポロ: 「えーと。できます。」

初対面でいきなりだったので私もちょっと戸惑った。どうやらシズカさんはヒデトさんやリリさんの知り合いで、ここによく来る人なのだろう。

シズカ: 「やっていただけませんか?」

リリ: 「おお!!!」

今度は実験というわけにはいかない。まじめに占うことになるだろう。

アポロ: 「しょうがないなぁ。」

リリ: 「お客さんだ」

予期せぬお客さんに私も「占い師モード」になりきれていなかった。ほんのちょっとワカバさんと話そうと思って立ち寄っただけなのだが……。だが、ちょうどいい。今度こそ、ヒデトさんにも納得してもらえる占いができるかもしれない。

アポロ: 「ちょっとだけだよ。」

ヒデト: 「おいおい!」

シズカ: 「はい」

リリ: 「www」

シズカ: 「まって……。お金かかりますか?」

私が「占い師モード」に入りかけてまじめになると、気軽に声をかけたつもりのシズカさんも少し怖気づいたのだろう。

シズカ: 「(お金を)持ってないんです」

アポロ: 「無料だよ。」

シズカ: 「よかった。ご親切にありがとです」

アポロ: 「何を占いましょうか?」

シズカ: 「恋愛です」

アポロ: 「恋愛ね。」

アポロ: 「セカンドライフの恋愛か、それとも、リアルの方の恋愛か。リアルっていうのは、現実世界のほうね。」

シズカ: 「リアルの方で」

アポロ: 「リアルの方ね。」

アポロ: 「今、お付き合いしている人とかいるんですか?」

シズカ: 「わかれました」

アポロ: 「そか」

なんだか、軽く占うつもりが、いきなりへービーな方向に向かいそうな予感……。

アポロ: 「じゃ、今日は、恋愛のどんなことを占いたいのかな。」

シズカ: 「まだ大好きです忘れられません」

アポロ: 「よりを戻せるかどうかとか?」

シズカ: 「その人との今後」

アポロ: 「今後?」

シズカ: 「私をどう見ているのか」

アポロ: 「相手の気持ちということかな。」

シズカ: 「はい」

アポロ: 「じゃ、それで占おう。」

シズカ: 「おねがいします」

アポロ: 「相手の人のイニシャル教えて。」

シズカ: 「です」

アポロ: 「さんね。」

シズカ: 「はい」

アポロ: 「相手は男性ね。」

シズカ: 「はい」

アポロ: 「では、カードを一枚めくります。」

シズカ: 「はい」

私は、手元でカードをシャッフルして、一枚めくった。

アポロ: 「はい、出ました。見えてくるかな?」

シズカ: 「まだです」

アポロ: 「私も見えない。」

シズカ: 「www」

セカンドライフのサーバーが重くなっているらしく、カードを出した私自身にもなかなか見えてこなかった。この日は、緊急のメンテか何かであちこちのシムで調子が悪かったのだ。

それにしても、遅い。

アポロ: 「操作をまちがえたかな……。うーん、重いだけか。」

シズカ: 「結果が聞きたいです」

カードなど見えなくても、結果が聞ければいいという意味なのだろう。しかし、それではダメなのだ。

アポロ: 「結果なんてね、そんなに重要じゃないのよ。」

シズカ: 「そうなんですか」

ヒデト: 「え?」

アポロ: 「カードを見て、何を感じるか。それが何より大切です。」

シズカ: 「はい」

アポロ: 「何を感じるかなんてことは私にはわからないこと。シズカさんだけにしかわからないことですからね。」

シズカ: 「はい、すみません」

アポロ: 「うーん。でも見えてこない。」

ヒデト: 「みえた」

アポロ: 「見れたかな。」

シズカ: 「見えました」

アポロ: 「うん。」

 

アポロ: 「どう?何が見えるかな。」

シズカ: 「可愛がってるように見えます」

アポロ: 「そだね。少年が、少女に花を渡しています。花は、楽しかった思い出。さんはね、シズカさんのことを思い出しています。そして、楽しかったことを懐かしく思っていますよ。」

シズカ: 「泣いちゃいそう。

アポロ: 「また昔のように付き合えたらいいのにと思ってます。」

シズカ: 「本当ですか……。」

アポロ: 「本当は、彼の方から『またやり直したい』と言いたいのかもしれません。占い結果は以上です。」

シズカ: 「嫌われたのかと思っていたから、すごくうれしいです」

アポロ: 「仲直りしにくい理由はいろいろあるかもしれませんけどね。」

シズカ: 「元気をくれてありがとうございました」

アポロ: 「はい。どういたしまして。」

シズカ: 「がんばります」

アポロ: 「うん。」

アポロ: 「ね、カードは見えたほうがいいでしょ。」

シズカ: 「はい。」

カードを見ずに言葉だけで結果を伝えていたら、こんな風に心に響くことはなかっただろう。だから、私はカードを見てもらうことにこだわるのだ。

アポロ: 「さて、ワカバさんもいなくなっちゃったし。そろそろ帰ります。」

リリ: 「はーい」

ヒデト: 「おつかれー」

アポロ: 「じゃ、またね。」

リリ: 「おつかれさまー」

シズカ: 「お忙しいのにすみませんでした」

アポロ: 「おやすみ。」

シズカ: 「ありがとです」

リリ: 「おやすみなさーい」

シズカ: 「おやすみです」

私はログアウトし、その日のセカンドライフは終わりにした。

占いが当たるとか外れるとかいったことはどうでもいいことなのだ。私はただ、こうして占うことで、その人に何かを感じてもらえればそれでいい。占い結果を聞いて笑ったり泣いたり怒ったり……。それがどのような感情であれ、その感情こそが、人を動かす力となるのだ。それが、「感動」というものなのだろう。

人に感動してもらえる占いをしたい。

それこそが「占いの意義」なのだ。

私は、いつも、そう思っている。

 

© 2009 アポロのタロット占い

 

 

当たらない占いの意義(前編) 2009年7月5日

Filed under: Tarot Episodes — アポロ @ 16:21

早朝三時ごろだったか、占いの結果を整理しておこうと思ってセカンドライフにログイン。作業を終え、渋谷シムの地図を見ると、ワカバさんの土地に何人いるのが見えた。ワカバさんはずいぶん前からの知り合いなのだが、最近どうも様子がおかしい。挨拶でもしようと私が近づいていくと、あわてててレポートをして逃げてしまう。こちらが「こんにちは」と言う暇もないのだ。仕方がないからIMを送ってみるのだが、IMで返事が返ってきたためしがない。完全に無視されている状態なのだ。どうも、ミュートされているような気配すらある。

こういう態度をとられるのは気分が悪い。何かトラブルがあったわけでもなく、ある日から突然、ワカバさんの態度が変わってしまったのだ。何か理由があるだろうと思って、それを聞くために何度もワカバさんの土地を訪れているのだが、なかなか話す機会を作れずにいた。

ところが、その日はワカバさんは逃げなかった。周りに三人ほど人がいて会話をしている最中だったせいかもしれない。

私が近づいていくと、それに気づいたマンジさんがさっそく挨拶をしてくれた。

マンジ: 「ちわー」

アポロ: 「こんばんは。」

マンジさんも以前からの知り合い。続いて、そばにいたヒデトさんとリリさんも挨拶をしてくれた。

ヒデト: 「お? ばんは」

リリ: 「こんばんはー」

しかし、ワカバさんだけは黙っていた。気づいていないのだろうか。いや、そんなはずはない。つい先ほどまで、皆と会話していたはずなのだ。私に気づいていないはずはない。発言はないが、明らかにアバターは人が操作をする動きをしている。

アポロ: 「マンジさんとワカバさんは、お久しぶり。」

マンジ: 「おひさー」

ワカバ: 「おはようごぃます」

少し遅れて、やっとワカバさんが挨拶をしてくれた。人前だからしかたなくといった感じだろうか。

アポロ: 「やっとお話できそうですね、ワカバさん。いつも私の姿を見ると逃げちゃうので、私は傷ついてましたよ。」

マンジ: 「あはは」

ヒデト: 「ww にげてんだ」

リリ: 「wwww なんで?」

アポロ: 「わかんない。」

マンジ: 「変な事したの?」

アポロ: 「何もしてないですよ。」

ワカバさんは黙っている。アバターを見ると、なぜか「Away(退席中)」の表示になったりしている。明らかに様子がおかしい。

ヒデト: 「今も逃げたかな?」

アポロ: 「また逃げられたか……」

リリ: 「ありゃ?w」

マンジ: 「何もしてないのに逃げないでしょw」

ヒデト: 「乳もんだかな?」

アポロ: 「もんでません。」

ヒデト: 「ww」

リリ: 「wwww」

マンジ: 「下系はヘーキっぽいけどw」

アポロ: 「ヒデトさんとリリさんは、はじめましてですね。」

ヒデト: 「はじめましてですね」

リリ: 「はじめましてw」

アポロ: 「こちらにはよく来られるのですか。」

ヒデト: 「んー」

リリ: 「たまーに」

アポロ: 「そうですか。」

アポロ: 「ワカバさんのお友達?」

リリ: 「はいw」

アポロ: 「そか」

リリ: 「マンジさんがヒデトさんの師匠でw」

ヒデト: 「ww」

アポロ: 「物作りの師匠かな。」

マンジさんはセカンドライフでいろんな物を自作する人だった。しばらくセカンドライフを離れるとかで、マンジさんが作ったものをワカバさんの土地で売っていたりもしたのだ。

リリ: 「SLのー(師匠)かな」

アポロ: 「SLのね。」

ヒデト: 「はじめたときにいろいろ」

アポロ: 「SL歴は長いのかな? ……私は一年と二か月。」

ヒデト: 「へー……俺どんくらいだろ」

リリ: 「一年たったよねー」

ヒデト: 「一年半か」

私たちが話している間、ワカバさんは相変わらず一言も発しなかったが、マンジさんも黙ってしまった。ちょっと気になった。

アポロ: 「もしかして、ワカバさんとマンジさんは二人でこっそりIM中かな? ……IMじゃなくて、普通に私たちと話して欲しいんだけどな、ワカバさんには。」

マンジ: 「ゴハン食べながら中」

リリ: 「wwww」

すると、ようやくワカバさんが口を開いた。

ワカバ: 「あ、チンチンいぢってた」

リリ: 「wwwwww」

ヒデト: 「ww」

アポロ: 「そうですか。」

下ネタ。ちなみに、ワカバさんは女だ。そういうことを平気で言う人だとはわかっているから今さら驚きはしないが、このタイミングでそういう言葉しか出てこないというのは、明らかに私とのまじめな会話を避けようとしている。本音で話そうという態度ではない。そのことには腹が立った。

アポロ: 「今まで、何で私を見て逃げてたんですか? ずっと聞きたかったのですが。」

マンジ: 「きっとそれは自分で気づかないといけない事だし、占えばわかるんじゃないの?」

マンジさんはワカバさんからIMで事情を聞いてそんなことを言っているのだろうか? それとも、普段どおりの会話でたまたまそう言っただけだろうか。

アポロ: 「まさか。私の占いは当たりません。」

マンジ: 「マジ!ww」

リリ: 「えええ!?

ヒデト: 「ww」

ワカバ: 「マウスが手に刺さって」

ワカバさんはまた、会話と無関係な意味不明なことしか言わない。あくまで私と絡みたくないらしい。

ヒデト: 「占いで当たらないって……どうなのよ」

アポロ: 「うん、あんなもんは当たらん。」

リリ: 「あらら」

マンジ: 「占いは基本的に当たるというよりかは出た結果にこじつけるような物か」

アポロ: 「当たらんし、外れもせんな。」

リリ: 「そんなもんなのかー」

ヒデト: 「気の持ち方でもありますしね」

アポロ: 「そだね」

ヒデト: 「占いで『明日はハッピーです』って言われてたのに、その人が明日になって死んだら、死んだのは『それがラッキーだったんですよ』って言い方もできるし」

マンジ: 「生きてたらもっと辛いから?」

アポロ: 「なるほど」

もう少し突っ込んだ説明をしておきたかったのだが、いきなり私の占いの話になっても悪いと思ったので、少し話題をそらして世間話に戻した。

アポロ: 「最近、マンジさんはホームレスですか。」

マンジ: 「最近というよりかは、かなり前からホームレス」

アポロ: 「じゃ、たまにこの辺をうろうろとしてるわけね。」

マンジ: 「そだね」

マンジ: 「というよりか忙しくてあまりインしてなかった」

アポロ: 「インする目的があるかどうかですね。」

マンジ: 「忙しいって字は心が亡ぶって書くから嫌いなんだけどね」

アポロ: 「まあ、リアルが忙しければそれもまたよし。」

ヒデト: 「ホームレスでもいいような気もするけど」

マンジ: 「ヒマで自由な時間がいっぱいあるほがイイ」

アポロ: 「そう、『』を『』くすですよ。『』しいという字ね。だから、何かと忙しいと言い訳ばかりしている人は、実は寂しいだけの人だったりする。」

マンジ: 「ほー」

アポロ: 「だから、『忙しい』ではなくて『日々充実してます』と言い換えましょう。」

マンジ: 「ww」

そう、「充実」してこその人生だ。忙しいだけでは人は幸せにはなれない。

ヒデト: 「占いは勉強したの?」

初対面のヒデトさんは、私が占い師だということを知らなくて当然だ。マンジさんが振ったから占いの話題になっただけだと思われていてもおかしくない。

アポロ: 「興味ありそうだね。」

ヒデト: 「んー」

アポロ: 「十数年前。独学でね。」

マンジ: 「フォースが備わると出来る」

アポロ: 「そう、フォースがね。」

マンジ: 「ww」

一応、マンジさんのツッコミにもノッておく。

アポロ: 「最初は、占い師になろうなんて思ってなかったのよ。」

ヒデト: 「何を教わると人を占えるのかなーと……」

アポロ: 「何を教われば人を占えるか……か。」

ヒデト: 「例えばさ……」

マンジ: 「良い占い師=ポジティブな内容を書く人、悪い占い師=不安を煽る」

アポロ: 「ああなるほど。」

ヒデト: 「これから先って、どう占ってるのかなーって」

アポロ: 「未来を占う方法? ……カードを一枚めくって、連想する。」

ヒデト: 「ん?」

マンジ: 「妄想もする」

確かに、タロット占いのことをよく知らない一般の人にはわかりづらいかもしれない。いろいろと誤解もあるだろう。私は、とりあえずタロットカードを一枚出して見せた。

 

アポロ: 「これは、タロットカードの『皇帝』ね。」

カードを見て、マンジさんがすかさず連想したイメージを口に出す。

マンジ: 「次期総理大臣」

アポロ: 「うん。」

マンジ: 「w」

アポロ: 「このカードが示すのは誰だろう?」

ヒデト: 「え?」

マンジ: 「鳩山弟が良いね」

アポロ: 「もし、このカードが次期総理大臣を示しているのだったら、戦争になるな。皇帝のカードは好戦的に見えるからなぁ。」

マンジ: 「戦争を仕掛けてるのはシティバンクだけどね」

ヒデト: 「それは誰を占っているの?」

アポロ: 「誰を占っているというわけでもなく、たまたまこのカードを出しただけだけど。一例を示そうと思ってね。」

に続く……

 

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彼と結婚できますか? 2008年7月2日

Filed under: Tarot Episodes — アポロ @ 23:35

彼と結婚できますか?

と聞かれれば、彼と結婚できるのかどうか占います。答えは「できる」か「できない」かの二つに一つ。

その時の占い結果は「結婚できない」でした。相談者は「結婚したいのに……」とがっかりして帰って行きました。

そんな気持ちになるくらいなら最初から占わなければいいのにと思います。占った私のほうもあまりいい気分ではありません。でも、これが占いなんです。しかたありません。

しかし、たとえ占い師に「結婚できない」と言われても、自分の信念を貫いて結婚することができたとしたら、それこそが、その人の本当の人生なのだと思います。

人生は占いが決めるのではありません。たまたま、人生の一部に占い師に占なってもらったという過去が刻まれるだけのことです。

でも、できることなら、次からは占い師にこう質問しましょう。

どうすれば結婚できますか?

その方が、よっぽど結婚への近道となるでしょう。

 

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占い師という仕事 2008年5月5日

Filed under: Tarot Episodes — アポロ @ 23:18

「今年中に赤ちゃんは授かりますか?」

相談者は不安と希望が入り混じった複雑な心境で占い師に問う。占い師もまた、ためらいがちにカードをめくる。めくられたカードは……

Ⅹ 運命の輪

占い師もほっと胸をなでおろす。彼は、相談者に「今年こそ」と伝えた。

タロット占いというのは恐ろしい。必ずしも良いカードが出るわけではないのだから、時として人の希望を奪うこともありうる。

こればっかりは占い師にはどうにもできないことなのだ。占い師は、常に相談者に希望を与え続けることはできない。カードが示す、ありのままの現実を伝えることしかできないのだ。

どんなに悪い運命でさえ変えてしまうような魔法が使えたら、誰も失望させずに済む。だが、彼は魔法使いにはなろうとは思わない。

人はみな、自分の運命を受け入れて生きていかなければならないのだ。占いによってその現実を伝えることこそが我が使命なのだと、彼は自らに言い聞かせる。

たとえ憎まれ役になろうとも、それが占い師という仕事なのだ。

 

 

 

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占い結果を掲載した記事 2008年4月4日

Filed under: Tarot Episodes — アポロ @ 09:10

人気ブログランキングで占い関連のブログを見て回っているのですが、訪れたブログの最新記事が「今日の運勢」とかだったりするとがっかりするんですよね。

私だけかもしれませんが、そういう定期的に書かれる「占い結果を掲載した記事」にはまったく興味がないのです。ブログで読みたいのは占いに関する情報だとか、スピリチュアルなお話だとか、まあ、たわいもない日常の出来事のお話でもかまいません。書いている人の思想だとか感性だとかがにじみ出ているような、そんな文章を読むのが面白いのです。

それでも、一般の占い好きな人たちの多くは、ブログの記事として掲載されている「今日の運勢」などの占いを楽しみにしていたりするのでしょうか。需要があるからそういう記事が多いのか、それとも、単に占い師の自己満足なのか……。

私にとっては、そのような記事はスパムブログ同然なのですが、皆さんはどう思いますか?

 

 

 

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