Apollo Manroku

2010年以前に書いた記事の過去ログ

物分かりの悪い占い師 2010年3月26日

Filed under: Tarot Lecture — アポロ @ 03:03

占い師は霊感や千里眼で相談者が言おうとしていることを素早く察することができると思われがちですが、私はあえてそういった能力に頼らず、時間をかけて何度も確認しながら、しっかりと話を聞くようにしています。

まるで精神分析や取り調べのようだと嫌われることもありますが、こちらの勝手な憶測で誤解を招き、占いが終わったあとで「そんなつもりではなかった」などと言われるよりはましだと思っています。

きちんと話が理解できたらようやくタロットカードをめくって占いに入るわけですが、その頃にはすでに悩みはほぼ解決していたりします。

相談者の悩みの一番の問題点は、相談者自身が悩みを理解していないことです。物分かりの悪い私にも理解できるように噛み砕いて話しているうちに、相談者は自分でも気づいていなかった様々な事柄に気づくことになるでしょう。

自分で気づくことはよいことです。占い師が偉そうにああだこうだと押し付けがましく説教したところで問題はたいして解決しません。

相談者が自ら答えを見いだしかけたら、あとはそれをそっと後押ししてあげる。その程度の占いで十分です。占い結果は「占い」という一連のサービスのごく一部、おまけみたいなものですね。

私が「鑑定」という言葉を好まず、あくまで「占い」にこだわるのは、占いとは占い(鑑定)結果さえあればよいというわけではなく、相談者との対話(カウンセリング)も含む一連の流れを大切にしたいからです。

とりあえず今すぐお手軽に結果だけ知ることができればいいというような人には、私の占いはたいして役に立たないかもしれません。

 

© 2010 アポロのタロット占い

 

 

開運の裏技 2010年2月3日

Filed under: Tarot Lecture — アポロ @ 18:36

占いをすれば悪い結果も出ます。悪い結果は気にしないなどと言いつつも、何となく気にしているとかえって実現してしまうものです。意識的に目をそらそうとすると、潜在意識の中では逆に強く意識してしまうからです。

そこで、悪い結果が出たら目をそらさずに強く意識してみましょう。今度は実現せずに、状況が好転することの方が多くなるはずです。

なぜそうなるのかはわかりませんが、この裏技を知っていれば占い結果をより有効に活用することが出来るようになると思います。ぜひ、お試しください。

占い結果は良いことしか信じないと言っているような人は、せっかく良いことが出ていても実現せずに、悪いことばかり実現してしまうというような感じで、意外にも人生を損しているかもしれませんよ。

何でもかんでもポジティブシンキング(プラス思考)で行動することが正しいとは限らないということですね。

 

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占い師は魔術師ではない 2009年12月8日

Filed under: Tarot Lecture — アポロ @ 18:16

占い師はあくまで運気とか運勢とか運命とかいったものを読み取ることが出来るだけで、必ずしもそれに対する適切な対処法を心得ているわけではありません。

仮に対処法などを心得ていたとしても、全ての運気とか運勢とか運命とかいったものを自分の思い通りに変えることができるというわけではありません。

全てを自分の思い通りにコントロールする術を心得ている者たちは魔術師とか呪術師などと呼ばれています。彼らは占いもするかもしれませんが、占い師の全てが魔術や呪術を心得ているわけではないのです。

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占うときの質問の仕方 2009年10月11日

Filed under: Tarot Lecture — アポロ @ 21:31

チャットで占いの依頼を受け付けているときに、こんな質問を受けたことがあります。

「どういう風に質問したらいいのでしょうか?」

つまり、何か占ってもらいたいことがあっても質問の仕方がわからないということですね。私はこう答えました。

「その答えを得て、自分が納得できると思える質問をすればいい。」

例えば、幸せになりたいと思っている人が「幸せになれるでしょうか?」と質問した時に、「幸せになれない」という答えを聞いて納得できるでしょうか。占えば、それがどんな結果になるのかは私にだって分かりません。

もし、本当に幸せになりたいと思うのならば、こう質問すればいい。

「どうすれば幸せになれますか?」

その答えには、きっと納得できるでしょう。

 

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同じカードが何度も出ても動揺しない 2009年9月15日

Filed under: Tarot Lecture — アポロ @ 06:59

「何度も同じカードが出るんです。」

タロット占いをしていると、よくこんなことを言う人がいます。それにはまったく意味がないわけではないのですが、そのことだけにとらわれてしまうと、カードを正しく判断できなくなってしまうことがあります。

同じカードが何度も出ていると感じても、そのことに動揺せず、冷静に判断してください。

それは、カードをめくるたびに違うカードが出ることと同じくらい「当たり前のこと」なのですから。

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どのくらい先のことまで占えるのか? 2009年6月16日

Filed under: Tarot Lecture — アポロ @ 00:53

タロット占いは近い将来のことしか占えないなどという話をよく耳にします。私のところに来る相談者の中にも、そういうことを知っていて近い将来のことしか聞こうとしなかったり、「どのくらい先のことまで占えるのですか?」と質問してくる人もいます。

タロット占いはどのくらい先のことまで占えるのか?

答えは、「どんなに遠い未来のことでも占うことができる」です。

近い将来のことしか占えないというのは誤解であって、実は十年先であろうと百年先であろうと、あるいは、来世、前世、なんでもありです。タロットで占えないものはありません。

どうしてこのような誤解が生まれてしまったかというと、おそらくは、多くの占い師たちが、占う前にあらかじめ「いつを占うか」ということを決めずに適当に占ってしまっていたことが原因ではないでしょうか。

いつを占うか」ということを決めずに占えば、当然ながら、タロットは明確な時期を示しません。カードがめくられた後になってから、「これはいつのことだろう?」と考えてもわかるはずもなく、適当に「近いうちに」と答えることしかできなかったのでしょう。そういったことを繰り返しているうちに、「タロットで占えるのは近い将来のことだけ」という都合のいい言い訳が常識化してしまったのかもしれません。

もし、タロットで時期的なことを占いたいのであれば、あらかじめ「いつを占うか」を明確に決めておく必要があります。それさえ決めておけば、どんなに遠い未来のことであろうと占うことができるでしょう。

皆さんも、これからはタロット占いに対する偏見を捨てて、遠い未来のことであろうと構わず占ってみてくださいね。

 

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THE FOOL. 2009年4月1日

Filed under: Tarot Lecture — アポロ @ 18:19

今日はエイプリルフール、四月馬鹿の日ですね。それにちなんで、タロットの「THE FOOL.(愚者)」のお話を少ししましょう。

0番、あるいは、無番号とされるこのカードは、まだ何もない状態を表します。それはちょうど、生まれたての赤ん坊のようなものです。実際にゴールデンドーンのタロットなどには赤ん坊が描かれていたりします。

右も左もわからないような赤ん坊は、自分の行いの善悪もわからず、好奇心のままに自由に行動します。物事に対する偏見もなく、何事も恐れず体験し、あらゆるものを吸収してゆきます。それは、無限の可能性を秘めた存在なのです。

また、それは成人前の若者たちを表すカードとしても解釈できるでしょう。常軌を逸した彼らの行動は、時として狂気に走り、大人たちを悩ませます。このカードは「狂人」などと呼ばれることもあります。

ウェイト系のタロットには旅をする若者の姿が描かれています。彼は崖の上に立ち、一歩踏み出せば谷底に転落し、全てを失うことになりかねません。しかし、彼は天を仰ぎ見て、今にも大空に飛び立とうとしているかにも見えます。

無限の可能性を得るかそれとも、全てを失うことになるのか……。

愚者の足元には一匹の白い犬がいます。その犬は、彼が道を踏み外さぬよう警告し、導く存在なのでしょう。彼ら若者たちは導かれ、やがて、大人になってゆくのです。型にはめられた、ちょっとつまらない世界への道を歩むのです。

その第一歩が、「Ⅰ 魔術師」のカードとなるわけですね。

ちょっとつまらない大人の世界にいつまでもいると息が詰まってきます。だから私たちは年に一度、このエイプリルフールの日に馬鹿になって楽しむのです。

皆さんはどんな嘘をついてこの日を楽しんだのでしょうか。

 

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